095 わたしのわごむはわたさない
ヨシタケシンスケさんの絵本が好きで、よく読みます。
子どもが小学校に上がる前、ヨシタケシンスケさんの絵本にハマりました。今でも好きで、見かけると読んでしまいます。
今回の文章のタイトルは、ヨシタケさんの絵本の題名です。韻を踏んでいて面白いなと思いながら手に取りました。
女の子が輪ゴムを拾ったことから物語は始まります。お兄ちゃんが集めているガラクタ(!)のように、輪ゴムは女の子の大事な宝物になり、誰にも触らせないと固く決めた。輪ゴムと一緒に生活することで世界の平和にまで話が広がっていきます。
結末は、あっ!という間のことで、裏表紙までくすっと笑えます。
ヨシタケさんの世界の主人公は、乳児ではなくて少し知恵がついた4歳くらいから小学生低学年くらいの子供の頭の中。この世界では子供が主人公で、大人は添え物。ただ、子供向けの絵本のように見せかけて、実は昔は子供だった大人に向けて描かれた絵本なのかもしれないとも思う。
ぜひ読んでみてください。
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