138 もしもボックス?

 


ドラえもんの秘密道具ではありません。

数年前までよく見かけた電話ボックス。毎日の通勤に車で通っている道、勤めて4年目になる会社の近くにたたずんでいました。毎日目にしているはずの電話ボックスなのに、全く気が付きませんでした。

中は緑色の電話なので、テレホンカードが使える。

その昔、この形の電話ボックスはいろんな場所でありました。昔はポケベルも使わなかったし、電話が一人1台の時代についていけていなかったので、公衆電話には随分世話になりました。電話は一家に1台の時代、夜中に公衆電話から彼氏へ電話した思い出をもつアラフィフ女子は少なくないとみている。

2000年3月末には全国で73万台あった公衆電話、2020年3月末には15万台強まで減少しました。(詳細はこちら)私の実家の団地の敷地内にもこれと同じ形の電話ボックスがありましたが、令和になったころ撤去されていました。11年前の震災や、先日のトンガ海底火山噴火のような「もしも」を考えると、ゼロにするわけにはいかない。この15万台はNTTが赤字でも「最低限必要な数」なのだという。

「もしも」が起こって、子どもと離れ離れになってしまった、携帯電話が使えない、というとき、子どもがこの公衆電話を使えるのだろうか?

これがもしもボックスなら「災害のない世界」をお願いするればよい。この先を切り開いていく子供たちには、電車の切符の買い方に始まり、公衆電話の使い方、鍋でご飯を炊く方法など、危機に対応する力、少しの不便さの中でも創意工夫で動ける大人になってほしい。

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